試作室
デカQRチョコ
津野田ゴムのInstagramアカウントに実際にアクセスできるQRコード付きのチョコレートを制作するため、専用の立体型を設計しました。遊び心と実用性を兼ね備えた「食べられるQRコード」として、イベントやノベルティにも活用可能なプロジェクトです。

- デザイン
または
コンセプト - "「ゴム会社らしいユニークなモノづくり」から発想し、チョコレートに実際に読み取れるQRコードを再現。QRコード部分は精密な立体造形で作成し、Instagramアカウントに誘導できるよう設計されています。
ゴムではなくチョコを成型することで、“遊び”と“広告”を両立したプロダクトに仕上げました。"
5W1Hでプロジェクトの内容を整理 | |
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When (いつ) | 2024年1月 |
Where (どこで) | 津野田ゴム |
Who (だれが) | 津野田ゴム |
What (なにを) | QRチョコ |
Why (なぜ) | 大きいチョコを作りたかった、かつ、面白いもの |
How (どのように) | 3D設計→原型→シリコン型→チョコ成形 |
- 完了日:
- 2024年2月
- 所要日数:
- 1か月
- 設計方法:
- 3DCADを使用
- 材質:
- シリコン PLA
- 加工方法:
-
3Dプリンターで型と枠で成形→シリコン→チョコ
- 設計図
- 設計図はありません
- 完成図
- 完成図はありません
STEP1【設計】
TRY1
- 作業内容
- QRコードを立体的に再現できるよう、Instagramへのリンクを組み込んだチョコレート用の型を3D設計した。
- 意図
- 「ゴム屋らしいものづくり」で、実際に使えるQRコードをチョコにすることで、見た目のインパクトと宣伝効果の両立を狙った。
- 結果
- 精度の高い立体型を出力でき、視認性のあるQRパターンを再現できた。読み取りも問題なく成功。
- 課題・改善案
- ・コードの凹凸が細かいため、型にチョコがしっかり入らない可能性がある
・チョコの収縮を考慮して型の高さや傾斜を再調整する必要あり

STEP2【プリント】
- 作業内容
- "STEP1で設計したQRコードの3Dデータを元に、立体造形プリンタで出力を行った。
- 意図
- チョコ型の元となるマスターを作るため。凹凸をはっきり出すことでQRの読み取り精度を保つ。
- 結果
- 造形は成功し、全体の輪郭もくっきり出た。大きさも予定通り。
- 課題・改善案
- ・細かい角の部分が少しつぶれ気味になる箇所があった
・積層痕が出たため、表面のなめらかさをあとで処理する必要あり

STEP3【シリコン型成形】
- 作業内容
- プリントした型に対して、食用シリコンを流し込み、チョコ用の型を作成。
- 意図
- 繰り返し使える柔軟なチョコ型として仕上げるため。精密な型取りが必要。
- 結果
- シリコンはしっかり流れたが、細かい凹凸が多いので気泡が多く、早くしないと固まるので気泡を消すのも大変な作業だった。
- 課題・改善案
- ・もう少し浅めに作っていたら流しやすく、気泡も少なかったかもしれない

STEP4【チョコ流し込み】
- 作業内容
- "STEP3で完成したシリコン型に溶かしたチョコレートを流し込み、冷やし固めた。
- 意図
- 実際にQRコードとして読み取れるチョコを作成し、「食べられるQRコード」の試作品を完成させる。
- 結果
- チョコが型に流れたが、白黒で表現するのに先に黒を入れるのに苦労した。QRコードの凹凸もある程度再現できた。冷やした後、型からの取り出しも成功した。
- 課題・改善案
- 見た目は概ね型通りに仕上がったが、油分が分離してチョコの表面にムラが発生。読み取りの精度に影響がでたので上から再度チョコ(黒部分)を塗りたくり成功となった。
