試作室
将棋
将棋の駒を打つ「パチン」という音が好きで、
その音だけを楽しめる将棋があったら面白いと思いました。
対局ではなく、音と手触りを楽しむことを目的に、
ひとりでも楽しめる“パチン専用将棋”をつくります。

- デザイン
または
コンセプト - 将棋の「パチン」という音だけを楽しむ、
ひとり用の“音専用将棋”。
駒は石膏にゴムの廃材を混ぜた特製素材で、
打つたびに心地よい音と感触が広がります。
勝ち負けもルールもない、
ただ「指す音」を楽しむための将棋です。
5W1Hでプロジェクトの内容を整理 | |
---|---|
When (いつ) | 2024年3月 |
Where (どこで) | 津野田ゴム |
Who (だれが) | 津野田ゴム |
What (なにを) | 将棋 |
Why (なぜ) | ひとりでも楽しめる将棋 |
How (どのように) | 3D設計→原型→シリコン型 |
- 完了日:
- 2024年5月
- 所要日数:
- 2か月
- 設計方法:
- 3DCADを使用
- 材質:
- 特殊樹脂・液体シリコン
- 加工方法:
- 特殊樹脂、液体シリコン硬化
- 設計図
- 設計図はありません
- 完成図
-
STEP1【設計】
TRY1
- 作業内容
- 構想
- 意図
- 本物の将棋と同じように作るので大きさや角度を調べる
- 結果
- 文字の種類もさまざまで迷う
- 課題・改善案
- なし

TRY2
- 作業内容
- 3Dデータ製作
- 意図
- 将棋の駒を本物に近づける目的で作成
見た目や質感やバランスをリアルに再現したい - 結果
- 台形の駒形状の傾斜角を実物に近づけて再現できた
- 課題・改善案
- 特に無し

STEP2【シリコン型の設計】
- 作業内容
- シリコン型成形
- 意図
- 同一形状の駒を複製可能にするために製作
- 結果
- 型取り用のデータを作成し、3Dプリント可能な形状に変換した。
- 課題・改善案
- 特になし
イメージはありません
TRY2
- 作業内容
- シリコン型成形
- 意図
- トライ①で作成した設計データを用いて、実際にシリコン型を製作し形状の再現性を確認
- 結果
- 模様や形状は良好に再現され、気泡や欠けも問題なく成形できた
- 課題・改善案
- 特になし

STEP3【将棋成型】
- 作業内容
- 将棋成型
- 意図
- STEP2で作成したシリコン型を使用し、実際に成形する
- 結果
- 駒の形状、文字の再現性は良好で、表面の仕上がりや質感も想定通りに得られた。展示、撮影にも適した仕上がりとなった。
- 課題・改善案
- 樹脂の粘度が高いため、小さい文字の細部まで樹脂が入りにくく、文字の再現性にばらつきがみられた。

- 作業内容
- 意図
- 結果
- 課題・改善案
イメージはありません