試作室
猫の手シリコンクリップ
大量の書類を扱う際に、限られたスペースで作業をせざるを得なかった。
デスク外に取り付けたホルダーにノートパソコンを設置しており、その上にも書類を置きたかったのだが、パソコンが斜めになっているため置いた書類がなだれ落ちてくる。
書類が落ちてこないようにするために、シリコンでストッパーを作ることにした。

- デザイン
または
コンセプト - ~デスクに招き猫、書類を守る「にゃーが」の手~
狭い作業スペースで書類がなだれ落ちる悩みを、「にゃーが」の仲間たちの手がふわっと解決。
肉球のやわらかさに癒されながら、実用性も兼ね備えた書類ストッパーです。
5W1Hでプロジェクトの内容を整理 | |
---|---|
When (いつ) | 2023年2月頃 |
Where (どこで) | 津野田ゴム |
Who (だれが) |
津野田ゴム |
What (なにを) | 猫の手シリコンクリップ |
Why (なぜ) | 作業効率UPのため |
How (どのように) | シリコン成形 |
- 完了日:
- 2023/02/22
- 所要日数:
- 約3週間
- 設計方法:
- 3DCADを使用
- 材質:
- シリコン
- 加工方法:
- 3Dプリンターで作った型に液体シリコンを注入して硬化させた後、各パーツを接着。
- 設計図
-
- 完成図
-
STEP1【吸盤verの設計と製作】
TRY1
- 作業内容
- 構想
- 意図
- 斜めに置かれたノートPCの上に書類を置いた時に、
書類がなだれ落ちてこないようにストッパーを作る。
吸盤で吸着するタイプで設計した。 - 結果
- 製作してみないとわからない
- 課題・改善案
- 特に無し

TRY2
- 作業内容
- 吸盤の製作
- 意図
- 肉球部分を吸盤にすることで、ストッパーとしての役割を果たしてほしい
- 結果
- 吸盤の形状は作れたものの、機能的には吸着性が全くなかった。
吸盤を作るのは極めて困難と判断した。 - 課題・改善案
- 吸盤をあきらめ、形状を変える

STEP2【クリップverの設計】
TRY1
- 作業内容
- 設計
- 意図
- PCに貼り付けるのは無理と判断。
PCを挟むようなクリップ形状で設計。 - 結果
- 製作してみないとわからない
- 課題・改善案
- 折角なら色にも拘りたい。次回配色も検討

TRY2
- 作業内容
- 長崎の変「にゃーが」5匹の色で製作するために、肉球の色を選定
- 意図
- 灰白・茶トラ・白・黒・三毛の5匹だが、
肉球に関する設定は無いようだったので
遺伝的にあり得る配色をこちらで勝手に選定した。 - 結果
- 灰白猫と三毛猫はピンク色&黒色、茶トラ猫と白猫はピンク色、黒猫は小豆色とした。
- 課題・改善案
- 特に無し。作るのが大変そう。

STEP3【製作】
- 作業内容
- シリコンの着色方法の検討
- 意図
- 複数色に着色した液体シリコンを同時に流し込んだ場合、
狙った場所を着色できるのか検証した。 - 結果
- 出来ないことはないが、綺麗ではない
- 課題・改善案
- 同時着色は諦め、着色パーツを接着する

TRY2
- 作業内容
- パーツの製作・接着
- 意図
- 完成に向けて製作。
手部分は硬めのシリコンにすることでホールド力UP、
肉球部分は柔らかいシリコンにすることで癒し力UPを狙って製作。 - 結果
- 思惑通りに製作できた。
思っていた以上に肉球の癒し効果が高かった。 - 課題・改善案
- 特に無し
