試作室

NFCタグ入り校章キーホルダー

浅野高校(横浜)の修学旅行生30人を対象に、弊社社長による講習会を実施し、併せてワークショップも開催することになった。
ワークショップでは、浅野高校の校章をモチーフにしたレジンキーホルダーを制作し、その中にNFCタグを組み込む。
キーホルダーをスマートフォンにかざすと、ワークショップの様子を撮影・掲載したデジタルアルバムのURLへアクセスできるように設定し、
生徒たちの思い出とともに、弊社のことも心に残るような作品を目指した。

NFCタグ入り校章キーホルダー
デザイン
または
コンセプト
~旅の思い出を手のひらに~
校章モチーフのNFCキーホルダーで、心に残る体験と津野田ゴムのつながりを形に。
5W1Hでプロジェクトの内容を整理
When (いつ) 2025年6月の修学旅行に向けて
Where (どこで) 長与
Who (だれが) 津野田
What (なにを) NFCタグ入り校章キーホルダー
Why (なぜ) 修学旅行の思い出になるように
How (どのように) シリコン型→レジン硬化
完了日:
2025年6月
所要日数:
約1か月
設計方法:
3D CAD
材質:
液体シリコン・レジン
加工方法:
3Dプリンターで原型作成→原型を基にシリコン型作成→NFCタグと共に着色レジン硬化
設計図
完成図

STEP1【設計】

TRY1

作業内容
ver1の設計
意図
校章をモチーフに、NFCタグが入る大きさで設計。
結果
実物は3辺に凹みがあるが、円形のタグを入れる都合上凹みを無くして設計した。
課題・改善案
プリント後に判断

TRY2

作業内容
ver1のデータ修正
意図
プリントしてみたところ、表面の傾斜が強くてNFCタグを入れる部分が薄くなりそうだったため、傾斜を弱く修正する。
結果
プリント後に判断
課題・改善案
プリント後に判断

TRY3

作業内容
ver2の形状確認
意図
プリントして実物を確認
結果
プリンターの積層痕が目立つ
課題・改善案
積層痕もデザインとして残してシリコン型を作ってみる

STEP2【シリコン型の製作】

TRY1

作業内容
シリコン型の試作
意図
動作確認
結果
シリコンに空気が入っており、一部形が出せていなかった
課題・改善案
積層痕が残っていることで空気が入りやすくなっている可能性がある。
次回積層痕を削って再製作する。

TRY2

作業内容
原型の積層痕を削ってからシリコン作成
意図
シリコン製作の難易度を下げるため
結果
積層痕の有無はシリコン製作の難易度に影響せず、デザインの凹凸も損なわれるため校章のデザインが分かりにくくなってしまった
課題・改善案
積層痕を削るのに時間がかかるため量産には向かない。
また、デザインの凹凸はしっかり残したい。
よって積層痕はそのままでシリコン型を量産することとする。

STEP3【レジンキーホルダーの試作】

TRY1

作業内容
レジン試作
意図
作業の難易度の確認
結果
表面の気泡を無くすのに大変苦労した。
一応積層痕無しのシリコン型でも試作してみたが、
積層痕の有無による気泡取りの難易度は変わらなかった。
課題・改善案
やはり積層痕ありの方が表面のデザインが見えやすい。
気泡取りの難易度に関しては現時点ではこれ以上改善の余地はないため、このままで本番を迎える。

STEP4【ワークショップ本番】

TRY1

作業内容
レジンキーホルダー製作
意図
浅野高校生にものづくりの楽しさと難しさを感じて頂く
結果
かなり苦戦していた様子だったが、何度もトライして上手に製作できていた
課題・改善案
シリコン型をUVランプに運搬しにくそうだった。次回は各個人にトレーを配布したい。
また、気泡抜きに苦戦していたが、シリコン型の底が薄すぎたのかもしれない。
次回は底を厚くし、バリを深めに処理して底面の強度を増したい。

TRY2

作業内容
NFCタグの読み込み
意図
キーホルダー内部に封入したNFCタグを各個人のスマホで読み取ってもらった
結果
想定通り、浅野高校様専用デジタルアルバムに飛ぶことができた
課題・改善案
特に無し

TRY3

作業内容
デジタルアルバムへの記載
意図
ワークショップの模様を撮影し、予め準備しておいたデジタルアルバムに反映させた
結果
写真・動画を反映できた
課題・改善案
PC上で見ると程よいサイズだったが、スマホで見ると少々小さめだった。
次回デジタルアルバムを作成する際にはもっと大きい画像になるようなレイアウトにしたい。
運営会社

有限会社 津野田ゴム加工所

〒851-2123長崎県西彼杵郡長与町平木場郷609
https://tsunoda-gomukakou.com/